ゴーマニズム宣言SPECIAL「パール真論」(小学館/単行本・Kindle)
「同僚判事の判決に同意しえないことは、本館の極めて遺憾とするところである」…いわゆるA級戦犯への処刑を言い渡した東京裁判で、唯一「日本無罪」を主張し、1235枚に及ぶ「反対意見書」を書いた国際法の権威・パール判事。日本は有罪か、無罪か。法の真理と裁きは国家にとっていかなる意味を持つか。パール判決のデマを流しているのは誰か……。これはもうひとつの「戦争論」だ!
第1巻(2008年6月発行)
序 章
第1章. 「憲法9条」と「ガンジー主義」は全く違う!
第2章. パール判事は「憲法9条」を「ガンジー主義」と言ったのか
第3章. パールは日本無罪論者を信頼した
[資料:パール書簡全訳]
第4章. 不当に歪められたパール像を正す
第5章. 「パール判決の真意」って何だ?
第6章. 西部邁氏の誤謬を正す
第7章. 護憲論者が「平和憲法」を修正するか?
[資料:『平和の宣言』復刊にあたって]
第8章. 国際法は歴史の蓄積で成り立つ
第9章. パールは東京裁判を「一部肯定」したという珍説
第10章. パールは「道義的責任」など指摘していない
[付録:大絶賛!中島岳志に騙された人々]
第11章. ヤスパースの「戦争の罪」の分類
第12章. 「戦争責任ありき」の戦後脳でテキストは読めない
第13章. 「パール判決書」は偽善を憎む恐るべき書なり
第14章. 「パール判決書」の最重点は何か?
第15章. パールは「反共産主義者」だったのか?
第16章. パールは「南京事件」をどう見たのか?
第17章. パール判決書はこうして歪められた
第18章. 田中正明氏の「改竄問題」とは何だったのか
第19章. パールに申し訳ない被占領日本人の体たらく
第20章. 「日本無罪論」はミスリーディングか?
第21章. 解題 パール判決書
最終章 パールの遺言
あとがき