ゴーマニズム宣言SPECIAL「国防論」(小学館/単行本・Kindle)
「軍隊」だから救えた命、守れる国――日本の国防を担う自衛隊の存在価値を、東日本大震災をきっかけに誰もが再認識した。さらには、尖閣諸島への中国工作船の接近などから、より自衛隊の役割が増している。拡大する中国の脅威、迫る食糧危機、牙を剥くグローバリズム、突きつけられたエネルギー安保――もう目を背けてはいけない!そもそも「国防」とは何か。未曾有の国難に直面し、あらためてそれが問われている。被災地における自衛隊の活動を中心に、領土保全、災害支援、食糧安保と多岐にわたるテーマで論じる。『戦争論』から13年――国家の要諦、ここに完結!
第1巻(2011年8月発行)
第1章. 大震災という有事
第2章. 敵のいない国防の記録
第3章. 被災地と空爆の跡は違う
第4章. 東北はソフトな無法地帯だった
第5章. 自衛隊は「占領」していた
第6章. 自衛官の「公」の強さ
第7章. すべての活動は被災者のために
第8章. 被災地で小便の罪悪感
第9章. 使命を持つ者たち
第10章. 少年工科学校の「教育」に注目せよ!
第11章. 中国の海の侵略に備えよ!
第12章. 潜水艦乗りのプライド
第13章. 自衛隊を「暴力装置」にさせない気?
第14章. 軍隊は「国体」を守る
第15章. TPP参加は食糧安保を脅かす
第16章. 自衛隊の強力な武器は「人」だ
第17章. 江田島・幹部候補生学校
第18章. 花びらは散る、花は散らない
第19章. 原発と国防
あとがき・日本人にとっての国防