新ゴーマニズム宣言(小学館/単行本)第1巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第1巻(1996年7月発行)
第1章. 西部邁に、山崎哲よ、厚生省め
第2章. 学級民主主義を捨ててプロになれ!
第3章. 解放出版はわしの原稿をボツにした
[スペシャル対談:小林よしのりvs筒井康隆]差別、人権、そして表現……
第4章. プライドを捨て平凡に胸を張る勇気
第5章. 吉本隆明なんかこわくない
[スペシャル対談:小林よしのりvs江川紹子]われらのオウム闘争
第6章. 厚生省は「殺せい省」と化した責任をとれ!
第7章. 80年代の生き残り・オウム的おたくの終焉
第8章. やわらかな革命に泉谷しげる、坂本龍一、浅田彰が参加!
第9章. 弁護士たちにかます言葉
第10章. 知と血の最終戦争がはじまる!
第11章. 国家に勝った日
第12章. 単なる官僚バッシングには与しない
[スペシャル対談:小林よしのりvs西部邁]責任回避の常習犯―知識人
第13章. 大阪でショックうけたこと
第14章. 運動の功罪―日常へ復帰せよ!
[予告前編]実録オウムとの死闘の日々
[予告後編]オウムに勝ち『SAPIO』へ
あとがき