目の玉日記(小学館/単行本)第1巻
エンターテインメント闘病記。ある日、漫画家・小林よしのりの眼を白内障が襲った。徐々に見えなくなる日々、自己決定を理由に手術の先延ばしをする眼科医……。やがて右目が見えなくなった。それでも、漫画家にとって視力を失う恐怖に駆られながら、点眼薬で執筆を続ける日々。しかし、ついに両眼が見えなくなり、緊急入院することに……。手術は実はなんてことなかった。部分麻酔でレンズが入れられると突然視界が開ける。きっちりとした輪郭、原色で飛び込んでくる景色に作者が新しく見たものは何だったのか?ユーモア溢れる闘病記にして小林よしのり“新開眼”第一作。オール描き下ろし。
第1巻(2006年4月発行)
その1. 涙で頬をいつも濡らしていた。
その2. 綺麗な目の少年だった。
その3. 白内障・緑内障の発覚
その4. 砂漠状態のわしの目
その5. 目に悪いことだらけ
その6. ギラギラギンで手術かな?
その7. 手術の決断は自分でした
その8. 病院変更してほっとした日
その9. 心あたりの恥ずかしい行為
その10. 入院・右目の手術
その11. 花は天然色、わしはテロリスト
その12. パンツを濡らした日
その13. 左目の手術を見た失礼な人
その14. 視界良好、眼圧高し!
その15. 優等生の患者
その16. すっかり病人になって退院するわし
その17. 本のタイトル文字の恐怖
その18. 逃避行から日常へ
その19. 一度死んで見えるもの
あとがき