学級民主主義は無力である
国民主権、国民主権と連呼する奴のことを
「学級民主主義」と言う。
「外交のみで仲良くできます」「お話し合いで解決です」
というお花畑の奴を「学級民主主義」と言う。
学校教育で教わる民主主義なんて、実際の政治の中では
何の役にも立たない。
民主党の議員が若者デモ隊の中でアジテーション
していた姿は、わしをガッカリさせた。
特に蓮舫は美人なのにあんな険しい顔をしてはいけない。
「朝ナマ」でも民主党議員が従米派の意見を聞いて、
たびたび「与党がそのように明確に言ってくれれば、
議論になったはず」と言っていたが、あれも
「学級民主主義」である。
権力者はいかに国民を誤魔化して違憲法案を通すか
という詐欺を行っているのだ。
言論人なら本音を語れるが、国会で与党議員が
詐欺のボロが出るような答弁をするはずがない。
それでも安倍首相自らが次々にボロを出していたのだが、
ボロを出しても居直る権力者の姿はこれまで何度も見てきた。
プロならば、それでも国会で詐欺師を倒すしかない。
国会議員の「現場」は、国会であり、国会の外で
アマチュアと混じってしまったら、プロ失格だ。
来年の参院選で、安保法制の「廃案」を公約にして、
若者デモと共闘するなどと言い始めるのも
「学級民主主義」である。
わしとて従米法制は反対していたが、主権をあずけた
議員たちが負けたのなら、負けは負けだ。
この国は直接民主制ではない。
今回の安保法制は憲法問題だと言っても、与党が
合憲と言っている以上、国民投票なんか
できるはずがない。
民主党が「学級民主主義」のアマチュア意識を捨てて、
権力を奪取するためにもっと狡猾な政党に生まれ変わる
必要がある。
わしは民主党支持者ではないが、小選挙区制では、
自民党と民主党が政権交代の可能性がある緊張感で
拮抗させておかねばならないと考える。
世論を無視する安倍首相の「決断主義」が、
なぜ今の国民に決定的な反発を生まないのか?
国民の反対意見が否定されたのに、内閣支持率がすぐ
浮上してしまう矛盾について、民主党は真面目に
考えた方がいい。