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2015.04.23(木)

安倍首相の「おわび」なき「反省」について

 

安倍首相がバンドン会議で、日本の侵略行為に対し、
「深く反省」していると表明したが、「おわび」の
言葉はなかったそうだ。

政治的にはそれでいいと思う。

「反省」だけでは足りない、「謝罪」もしろというのは、
執拗すぎる。

平和条約を結んだあとなのに、永久に「謝罪」しろと
言われるのは正直うんざりするし、全然、建設的ではない。

政治の世界では、「反省」を口にしただけでも謙虚すぎる
くらいで、一国民であるわしは反省すらしない。

帝国主義の時代には、侵略も植民地支配も
善悪の基準では行われていない。

イギリスは清国にアヘンを売って、人民を退廃させ、
銀を吸い上げた。

これが原因でアヘン戦争が起こったが、イギリスは
清国を打ち負かし、香港島を占領した。

まったく無茶苦茶である。

イギリスは毎年、中国に対して「反省」と「謝罪」を
繰り返してはいないし、中国もイギリスには
「反省」も「謝罪」も要求してはいない。

中韓が日本にだけ「謝罪」を要求するのは、
「中華思想」の影響だろう。

アヘン戦争の結果を見た日本の幕末の志士たちは、
日本の近代化が必要だと悟り、明治維新を起こした。

ペリー来襲から大東亜戦争までは日本の運命である。

安倍首相のように「深く反省」していたら、靖国神社の
英霊を「顕彰」することが出来ない。

どういう意図で真榊を奉じたのかわからない。

だが、大東亜戦争に負けたことについて、わしは当時を
生きた国民ではないにしても、「反省」をしている。

朝鮮併合の道義的側面も、支那事変の泥沼化
「反省」している。

これは戦前からの連続性を持った国民として、
日本が失敗したことについての「反省」である。