2014.07.07(月)
憤怒の描き直し
わしが描いた『ゴー宣Special』の新たなコンテ(49p)を
秘書みなぼんは大絶賛だった。
トッキーも、「これは決定版ですね!」と興奮して
読了した。
ところがピロイとポカQである。
「長すぎる」「頭が真っ白になる」「面白くない」
「もっと感情的に短くしてほしい」
・・・・がっくり!
いくら長いといっても、漫画で49pのネームである。
活字の本の100分の1の分量もない。
そもそもこの二人はわしのスタッフでなければ、
『ゴーマニズム宣言』なんか読まなかった人間だろう。
だが仕方がない。
馬鹿にも読める漫画にしなければ売れるはずがない。
ピロイが早引けしてる夜にも、
ピロイとポカQが休んでる日曜も、
一心不乱に集中して仕上げたコンテだが、
ボツにする!
また一から描きなおしている。
馬鹿にもわかるように、馬鹿にもわかるように・・・
呪文のように唱えながら、わしは新たな手法を編み出し、
国民にメッセージを届けるために、
地獄の扉を開くのである。
憤怒の形相で。