2014.05.22(木)
ワインを飲みアイデアを出す日々
一昨日からシャンゼリゼ通りに近いホテルに移ったが、
ここもホテルのランクはPalaceで、ロビーに入った瞬間、
花で飾られたエレガントな空間に息を飲んだ。
花のアーティストが一週間に一回、全部の花を変えるらしい。
部屋はメゾネットタイプで、心地よすぎて外出したくなくなる。
従業員もフランス人しか今のところ見かけない。
このホテルのサービスは、日本にも負けない、
フランスで最高点かもしれない。
さすがに巴里に来て6日目になると、胃袋が疲れてくる。
ワインの飲み過ぎだ。睡眠も足りてない。
こんなに毎日外を歩き回ることも日本ではあり得ない。
足の裏が痛くてたまらない。寝るときは泥のように眠りこけてしまう。
昨日はヴェルサイユ宮殿でアイデアが噴出してきて、
連れ2人に「こういうの描くから、この視点で写真を撮っておけ」と指示し、
わしはひたすらiPhoneにメモを取っていた。
わしは日本社会の動きからすっかり取り残されて、
そろそろ毎朝飲んでいたヤクルトと味噌汁が懐かしいのだが、
みなぼんはあと何日しかないと数えながら、
「もっと巴里にいたいのに」と言っている。
やっぱり若い。
元々陽気な性格だからなのか、ワインを飲ませておけば延々と
非日常に耐えられそうな様子だ。
妻がフレンチはバターが多くて負担だと言うので、
夜は巴里っ子にも評判の和食を食べに行った。
だが、わしもみなぼんも日本酒は飲まない。
あくまでもワインにこだわって注文する。
とうとう白と赤、2本を開けてしまった。赤の選択も間違ってなかった。
夜と午前中はホテルでiPadにアイデアと見聞したことの記録を
書き付ける日々である。