2014.02.28(金)
新書の仕事と思想について
編集者が心配してるだろうから書くが、
「ベスト新書」の仕事が始動した。
内容は明かさないが、
ポジショントークで固まってしまった言論は、思想ではない。
「あの人は昔から一貫したことを言っている、決してブレない」
というのは褒め言葉ではない。
脳が固まったと言われているのも同然だ。
だが転向したというわけでもなく、時代状況の変化に通用する、
バージョンアップされた考え方は常に提供していかねばならない。
原理主義的に固定する解答があるわけではない。
だから思想は必要なのだ。
「幻冬舎新書」も同時に進めて、
漫画より先に完成させようかと思っている。
漫画は時間がかかる。
新書ならはるかに速い。
こちらは人間の心の闇を抉る新たな試みとなる。