2014.01.17(金)
原発の争点化を怖れる安倍政権
安倍政権のエネルギー基本計画は1月中に閣議決定されるはずだった。
そこでは民主党時代の「30年代原発ゼロ」を撤回し、
原発を「基盤となる重要なベース電源」に位置づけるはずだった。
ところが政権はこの閣議決定を見送った。
都知事選での争点化を怖れたのだ。
実に姑息なやり方である。
都知事選で勝てばまた原発推進に戻るのだ。
自民党の支持を受けた舛添が「私も脱原発」と言っても誤魔化しである。
そして今回の都知事選では、
「シングルイシュー(単一争点)ではダメだ」
という優等生発言が最近はやり始めている。
テレビでコメンテーターがそれを言い始めたら、
安倍政権支持だなと思うようにしよう。
小泉進次郎はこの優等生発言に対して、
「シングルイシュー批判をする人は有権者のことを信じていない」
と言ったという。