2014.01.09(木)
『大東亜論』65歳までに完成させたい
大滝詠一ややしきたかじんが60代前半で次々他界するのを見てると、
そろそろわしも死に支度を始めねばと思うのだが、
わしはやっと『大東亜論』の1巻目を出したばかりである。
どう短縮して描いても、この物語は5巻は必要だ。
いや、もはや評論形式を離れて、大河ロマンになりつつあるから、
漫画の表現力を活かして大ゴマを使いながら描くと、
ひょっとしたら10巻くらいになるかもしれない。
一年に1巻のペースでは、70歳になってしまうし、
未完のまま死んでしまうかもしれない。
しかもわしは他にも描きたい作品があるのだ。
それを考えると、描き下ろしを増やして、
一年に2巻くらい出さなければならない。
だがスタッフが正月明け、まただらけだしたようで、
ペン入れのペースが異常に遅い。
彼らはわしが80代も描き続けられると思ってるのか、
なんであんなに焦りがないのか不思議でならない。
わしは描きたいものが増え過ぎて、焦って焦って、どうにもならない。
仕事が進まないのが一番の悩みである。