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2025.07.04(金)

ポスター貼りデビューは、月面着陸並みの、老人の偉大な一歩だった。

 

今日はポスター貼りをしたが、どえらい灼熱の暑さの中で、相当にきつい作業だった。
日刊スポーツの記者さんが、取材に来たのだが、全然カッコよく貼れない。

そもそも70過ぎの老人が脚立に上ること自体が危ない。
手すりもなく、一気にあの狭い足場に登って両足を揃え、平衡を保つことが、尋常でなく難しいのだ。
わしのスタッフや門下生たちは、若いからやれるんだろう。

しかもその狭い足場で、ポスターの裏のシールを、半分ずつ剥がさなければならない。
剥がしたシールを秘書岸端に渡して、作業を続けたが、一人だったら、あのシールはどうするんだ?

しかも手にもベタベタくっつくし、ポスターの裏面どうしがベタベタくっついて、破かないように剥がすのが相当苦労する。

さらにポスターを掲示板の一番上の線に合わせて、貼っていくとき、顔が灼熱の天空を仰いだままになるから、血の気が引いて、真っ暗になって、自分が何をしているのか分からなくなる。気を失う寸前だ。

そんな状態を日刊スポーツの記者に写真撮られてしまっただろうか?
ネットで今日にも配信するようだ。

一回目は全然思うようにいかなかったから、別の場所に移動して再チャレンジしたが、やはり脚立の上に立って、貼るという行為に慣れない。

三枚目を貼って、汗だくだくになったので、秘書岸端に、一度喫茶店にでも入って、クーラーで涼みながら、アイス・コーヒーでも飲まないか?とステキな提案をしたのだが、岸端は「先生はもう帰ってください。全然はかどらないから。」と真顔で言う。

このときのわしのショックがいかばかりか?
「じじい、足手まといだ。さっさと帰れ!」と言われたのと同じだぞ。
老いたわしやが、おいたわしや~~~~~~~~~。