インド版アニメ『おぼっちゃまくん』の感想1
インド版アニメ『おぼっちゃまくん』が、結構早いペースで来るようになった。
しかも着色済みのアニメが多いので、楽しい。
◆『迷子』のお話
自分の家なのに迷子になっちゃう茶魔と、貧ぼっちゃまの弟の赤ちゃんのやり取りが可笑しい。
アニメーションになって、キャラの表情や動き、背景もとても良く描かれている。
インドのスタッフは茶魔の表情の変化の描き方が上手い。
まさに命を吹き込むアニメーションだ。
貧ぼっちゃまの兄弟たちと追いかけっこをしていたかと思えば、たちまち疲れて息切れしてしまう茶魔、「ちょっとマツボックリ」の茶魔、探検隊の服を着た茶魔、庭で皆とはぐれて泣く茶魔、赤ちゃんの耐六に慰められる茶魔……どれもこれも可愛い!
◆『サッカー部主将』のお話
冒頭、サッカーをしている生徒たちのところにやってきて、「ボールをイジメるな!」と怒る茶魔、表情もそうだが、やはり声優さんもとても上手い!
お父ちゃまと延々ペロペロしているのも絵と声が面白くて笑ってしまった。
サッカー部に入れてもらえなくて、「どぼちて」の恰好をして泣きながら運動場を去っていく後ろ姿も面白い。
大口の男・怒鳴田もめちゃインパクトがあって凄いし、怒鳴田のツバで体全体が液体化してしまう茶魔、ゴールキーパーの意味がわかっていない爺や、ゴールを決められて怒る茶魔の顔も可笑しい!
シンプルな話だが、見ていてずっと楽しい回になっている。
◆『メカ茶魔/Aパート』のお話
漫画原作あり、前後編で描かれる大作だ。
これはロボットに芽生えた心や、お父ちゃまとの愛情の物語で、なかなかスリルがあるし、子供心でもいろいろ考えさせられるストーリーだと思う。
アニメーションでも、それが良く描かれていて素晴らしい!
メカ茶魔の絵も上手いし、声優も上手くて、メカ茶魔の悲しみがよく伝わってくる。
これはいつものひたすら楽しい話とはまったく違い、大人でもドキドキさせられ目が離せなくなるだろう。