「お膳立てを整える」が最も重要な仕事
どうせわしは客寄せパンダに過ぎない。
週刊現代でも、冒頭にわしの「愛子さま推し」を持ってきて、あとは「学者」「専門家」の言葉を使う。
世の中、権威主義なんだから、どんなに狂った言葉だろうと、信ぴょう性は「学者」にあると見做される。
「漫画家」なんて屁とも思われていない。
一時間も電話で喋らせて、使う言葉はひとことだけ。
そういうもんだと分かっていて、取材に答えるのも、なかなか虚しい。
やっぱり取材に答える時間があるなら、『ゴー宣』を描こう。
そもそも『ゴー宣』の読者は、もはや愛子さましかない理由は熟知していて、だから「ゴー宣DOJO」でも、皇統問題の集客はどんどん減る一方だった。
熟知した人に、これ以上の知識の「啓蒙」は無意味だから、「集客力」のために(客寄せパンダとして)直接右脳に届ける「歌謡曲を通して」作戦をやってきたのに、それを使うなら、「自分はボイコットする」と公言してしまう者までいる始末。
一番大変なのは「お膳立てを整える」ことだ!
討論会でも観客がいなければ成立しないから、「お膳立てを整え」なければならない。
もし政界工作するのなら、これもやっぱり「お膳立てを整える」作業は必要なのだ。
わしは言っておくが、議員会館に直接電話して、政治家にアポを取ることが出来る。
野田佳彦も、石破茂も、枝野幸男も、そうやって1対1で食事したことがある。
あっ辻元清美とも1対1でめし食ったことがあるな。
今度はもっと多くの政治家と1対1で話し合いたい。
不思議なことに、政治家はマスコミよりも「権威主義」ではない。「影響力」を重視するようだ。
協力してくれる政治家は、『ゴー宣』でも好意的に取り上げるし、「ゴー宣DOJO」の総力を挙げて応援する覚悟でいてくれ。
ただわしは政治家の提灯記事を書く作家にだけはならない。わしの性分がそれは無理なのだ。