思想は現代のパラダイムの大転換を起こす危険な言説である
思想は遊びではない。
ましてや現在の権力が作り出した価値観に積極的に乗っかって、推進するような愚劣な行為ではない。
戦後日本の価値観のパラダイムを劇的に変換させる可能性と挑戦を秘めた提言が、『ゴー宣』の思想である。
それは戦後の知識人層とは真っ向から対立するし、一般大衆からも孤立し、ときには嫉妬や憎悪で、命を狙われる可能性もある。
『おぼっちゃまくん』のファンならただ楽しむだけでいいのだが、『ゴー宣』のファンは価値観に揺さぶりをかけられるから、タフネスじゃないとついてこれない。
「公より私」「お仲間主義」を公言する者は、わしの思想と真逆だから、アンチに呑み込まれてしまうのは当然だ。
今まで勝手に飛び出した彼を、「ゴー宣道場」に復帰させるために、周囲にえこひいきと言われても、情をかけ続けた。
大阪に行けば、必ず彼にご馳走し、酒を飲んで語らった。
去年は大きなイベントにも、主役で出した。
その間、総合Pに、その情は本気で先生を支える門下生たちに注ぐべきだと、ずっと文句を言われながら、えこひいきしてきた。
今年には「ゴー宣ジャーナリスト」に連載して、自分の考えを書いてくれ。自分のサイトの宣伝をしてくれてもいいとまで言ったのだが、あっさり断られた。
結局、『ゴー宣』ファンを利用して、自分の小王国を作ることが目的だったのだ。
だが、そろそろわしの「情の貯蓄」が底をついた。
わしにはもうパラダイムシフトを起こすだけの時間がない。敗北が見えてきた。
これからは本気でわしを支えてくれる門下生・サポーターと共に全力を尽くしたいと思う。
思想なき人の信者になるか?
わしの思想の応援者になるか?
自由に選択すればいい。
わしの思想の妨げになるものは切るしかない。
近々、強力な理論家の一人であるケロ坊が、わしへのインタビューを柱にした連載を「ゴー宣ジャーナリズム」で始める。
わしの心情や「ゴー宣DOJO」の内情が明かされるだろう。
ひょっとしたらこれがわしの遺書になるかもしれない。