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2023.07.20(木)

非情と同情と人権と正義

 

わしはウクライナでロシア軍に誘拐された子供たちに同情します。
北朝鮮で餓死している子供にも同情します。
でも何もしません。知ってるくせにボランティアもしない非情な人間です。

わしはアフリカで教育を受けられない子供に同情して、何年間も寄付し続け、3人くらい学校を卒業したと、写真や絵が送られてきました。
けれど、日本にだって子供食堂で栄養を補う子供たちがいると知って、寄付は中止しました。

世界にも、日本にも、同情すべき子供がいっぱいいるのに、すぐ忘れるのだから、わしは非情な人間です。

それに比べたら、スターになりたくて、オーディションを受けて、ジャニーズに所属し、男色社長に弄ばれていた少年には、全く同情心が沸かないのです。
なんて非情な人間でしょう、わしは!

いくら小林よしのりは、ジャニーズを非難しないからダメだと言われたって、わしは非情な人間だから、心が動きません。

それどころか、顔やスタイルがいいだけの若者をデビューさせ、少女たちを熱狂させ、大スターにし、あろうことかニュースキャスターにまでしてしまう男色社長って凄い能力だなと感心してしまいます。

さらにタフネスだと思うのは女性ファンたちです。
男色社長に弄ばれたメンバーのスキャンダルにもめげず、「それが芸能界というものか、大変だな」と達観して、応援し続ける女性ファンの「大人の理解」に、わしは感心してしまいます。

ジャニーズで性被害に遭ったと訴える若者には全く同情しません。
被害者が女性でも「枕営業」だったら同情しないでしょう。
同情しないおまえは非情なクソ野郎だと言われても、そうですねとしか言えません。
同情すべきと強要されても、同情しないからどうしようもない。自分の感情にウソはつけません。

『脱正義論』ですでに描いたことをまた繰り返す暇はない。
人権真理教の方々はどうぞスターを夢見て挫折した男たちに大いに同情し、非情なジャニーズを糾弾してください。
わしは移籍した平野紫耀の新曲発表を楽しみにしています。