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2023.07.13(木)

りゅうちぇる自殺は重大な問題である。

 

りゅうちぇるが自殺した件は重大問題なのだが、ほとんどの人には分からないのだろう。

今朝の玉川徹のコメントは的が外れている。
SNSで誹謗中傷が凄いからというのは真実から逸れている。

真の原因は、性差の問題がまだ誰にも理解されていないからであり、理解されていないから勘違いして誹謗中傷になってしまうのだ。
「多様性」という言葉だけでは、性差のグラデーションの実相への理解が進まない。

「男と女の間には暗くて深い溝がある」と野坂昭如が歌っていたが、それならば現在の男尊女卑・エセ保守のままの感性で良かっただろう。

LGBT法案で大反対していたエセ保守ども(百田や有本のような超単細胞や、竹田のような差別主義者ら)には、りゅうちぇるの問題は、ちんぷんかんぷんで、関心すらないだろう。

LGBTは時代が進歩したから出てきた問題ではなく、昔々からずっとあったのだけれど、隠蔽されてきた真実に過ぎない。

男と女の間には、暗くて深い溝などない。
グラデーションで繋がっていて、先天的でありながら、生まれてからもグラデが移行しうる後天性もあるのが科学的真実だろう。

わしの『恋愛論 完』(光文社)は、そういう時代の移行期に描かれた作品として、象徴的に美輪明宏との過去の対談漫画を掲載した。
美輪明宏は実に先見的だった。