2022.08.02(火)
『コロナ論』の文庫化が進んでいる
『コロナ論』の文庫本が9月から2巻ずつ出るらしい。
昨日は1巻目の表紙が送られてきて、なかなかカッコよく、しかも楽しく出来ていたので、嬉しくなった。
一気に5巻出すという案もあったが、今の状況だとまだオミクロンの変異ウイルスが流行っているし、秋になったら5類に落とすという空気も拡がってきている。
9月、10月、11月と、2巻ずつ発売するのが妥当だと思う。
それに、全巻文庫化されるのなら、5巻にもう1本、完結編を描き下ろして、完全収束感を出したい。
描き下ろしは原稿料が出ないし、「ファクターM」の作業もある中で、負担を増やすので、スタッフは嫌がるだろうが、やはり描きたい。
秘書みなもトッキーも描くべきだと言ってくれている。
5巻発売を12月に遅らせるという手もある。
文庫版は今後も歴史に残っていくものにしたいから、完全完結編は描いておかねばならない。
『コロナ論』は病気の「絵解き漫画」ではない。
『ゴー宣』を読み慣れていない人から、もっと子供にも分かるように、やさしく、分かりやすく描けないかと言われたが、『コロナ論』はそういうものではないのだ。
病気の解説書ではない。
コロナ禍を通じて、日本と世界で何が起こったか、人々がどう振る舞ったか、日本だけが最後まで狂ったままなのは何故なのか?
「コロナ禍」で起こったこと全体を、小林よしのりという視点から描き尽くす作品である。
将来、コロナ禍を客観的に捉えたい研究者が出てくれば、『コロナ論』を読めば一望できる。
将来の日本人にとっての研究材料になると思う。
というわけで、昨日は完結編のシナリオに着手してしまった。気が早いな。