2019.11.16(土)
男尊女卑は「公」にこそ残る
「九州ゴー宣道場」で男尊女卑・男女平等の議論をしたのはすごく面白かった。
「公」の話だけなら人は自分の生き方を除外して語れるが、男女の関係性となると、それが社会的な「公」に属する部分もあるし、「私」的な経験に属する部分もあり、意見を述べるのが難しくなる。
女子高生が言っていた男女間の話は「私」的なもので「公」と関係するのかという質問は鋭かった。
『泥にまみれて』をどう分析・評価するのか、笹さんからも、泉美さんからも、明確な応えを聞かないままだし、二人の考えもまだまとまっていないようだ。
二人は絶対、違う感想になるはずだが。
門下生の感想も『泥にまみれて』のような夫婦を肯定するのか、否定するのか、戸惑ったままなのではないか?
どこを肯定し、どこを否定するのかも。
感想としてわしが納得したのが門下生のハルさんとモグさんの感覚だ。
正直だなあと思った。
日本人全体として見れば、「私」の領域での男女平等が先に進んで、「公」の領域ではまだ男尊女卑が残っているのだろう。