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2019.01.02(水)

テレビはオワコン、今はYouTubeという化石脳

 

わしが「レコード大賞が『USA』でなかったのはペテンだ」と書いたら、「レコード大賞なんてそんなものなのに怒るなんて情弱だ」と批判してくる者がいるが、頭は大丈夫なのか?

わしが本気で怒ってると思ってるの?
怒ってるふりしなきゃ、ピエロになってみせなきゃ、大衆とともに楽しむことなんて出来ないじゃないか。

しかし、レコード大賞なんてオワコン、紅白歌合戦もオワコン、そもそもテレビなんてオワコン、今はYouTubeが権威だなんて、恐ろしく古い観念の者がいる。
YouTubeの再生回数に権威を見出す者なんて、未だに「流行」こそ真理だと思い込んでる化石脳の者だろう。

平成最後の紅白歌合戦は41.5%もあったという。
それこそネット他の媒体があるのに、この数字は凄い。
米津玄師の生歌唱は本当に歌が上手いんだとYouTubeじゃわからなかった感動を与えてくれたし、MISIAの歌唱力は、レコード大賞で見せてくれた感動を、またしても再現してくれた。
YouTubeのダメなところは人の魂を震撼させる実力が伝わらないところだ。
コンサートに行けば、それが味わえるのだろうが、コンサートに行ってみたいと思わせる歌手の実力は、やはりテレビで知る他ないのである。

今年の紅白は、番組全体として、わざとらしい演出が減って見やすかった。
松任谷由実やサザンが大御所となったことが、時代が変わったという感慨もあった。
テレビがオワコンと思ってる人は、この話題にもついていけまい。

紅白歌合戦は毎年、復権するために必死で試行錯誤を繰り返している。そして今年は復権した。
レコード大賞も復権しなければならない。
それはYouTubeの再生数を権威にすることなく、「国民的な楽曲」は何かを公平に審査するシステムを取り戻すことから始めるしかない。

冷笑的に「オワコン」を繰り返す意見より、あえて怒ってみせて、いかに歌が好きな人間がいるかを見せつける事の方が、日本の歌謡界に貢献することになるのだ。