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2013.08.13(火)

二重低頭外交に向かう日本

 

今日は『小林よしのりライジング』を配信するが、
『ゴーマニズム宣言』は2本立てになってしまった。

第一弾は「麻生太郎の妄言 ナチスジョークの国辱」

第二弾は「靖國参拝は中国の許可が必要になったのか?」

である。

徐々にへっぽこぶりが露呈してきた安倍政権だが、対抗する野党がないせいで、
激しい批判も出ないし、発言を「撤回」するか、「スルー」するかで済んでしまう。

しかし自称保守派は、もはや「愛国心」よりも「愛安倍心」の方が
上回っているから、政権の長期持続のためには、
中国に日本の「主権」を一部譲り渡すことも厭わなくなった。

これが民主党がやったことなら、轟々たる批判が巻き起こっていただろうが、
今では「安倍首相は靖国参拝を強行すべきではない」と主張する
自称保守論客もいる始末である。

アメリカに嫌われないように、中国にお伺いを立てるという、
二重低頭外交は、これからの日本の国策になっていくのだろう。

憲法改正したって、この状況は変えられない。

こうなってくると憲法改正の意味すらない。

右翼とは何か、左翼とは何か、保守とは何かが、わかってないから
こういう自堕落が起こるのである。