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2018.08.13(月)

激論!サンデーCROSSに出て

 

「激論!サンデーCROSS」という堀潤の番組に出た。
連載が多くて、もうテレビに出るのは止めていたのだが、「『戦争論』から20年」というテーマでやってくれるというのだから、出ないわけにはいかない。
『戦争論』は毎年、増刷されているから、今も影響力を発揮している。

番組では、大東亜戦争、『戦争論』、個と公、東京裁判、核兵器、靖国神社、一時間くらいの中で、本質を突いた議論が、バッチリやれたと思う。
ネットで見れるなら、ぜひ見て欲しいくらいだ。

ただし、わしは一か所、ミスを犯した。
イージスアショアの値段を400億と言ってしまった。
調べてみると4664億円らしい。なんと桁が違っていた。
ここだけは痛恨のミス。

わしは「ニュース女子」の極右イメージが強すぎて、東京MXテレビ自体がネトウヨ視聴者に占拠されているのかなと偏見ができてきていた。
そこにトッキーからネトウヨが2名出ると聞いたので、やっぱりそうなのか、叩き潰さねばならんなと思っていたのだが、拍子抜けした。
トッキーが言った2名とも、やたらわしに好意的で、ネトウヨには見えなかった。

ただ、「従米保守」「安倍政権マンセー」の「世間」にしか、自分が活動したり、表現したりする場がない状態だと、自分の言葉や意見を、その「世間」に合わせるようになっていく。
それこそが、戦前の戦争遂行を支えた「国防婦人会」のようなもので、「安倍政権に反対の者は非国民だ!」というニセの愛国者になってしまう。

これも「個と公」の問題で、「公」「私」「個」「集」のうち、「集」に絡みとられて、「個」が埋没する構図になっているのだ。
「公」のために、「個」を確立するのは、恐ろしく難しいことなのだ。

今の自称保守・従米保守・属国保守・ネトウヨの世間は、
「Hanada」「WiLL」「新潮45」と拡大を続けているが、それに対して、真正の「保守」の世間が、あまりに狭すぎる。
藤井聡氏がやっている、「表現者クライテリオン」か「ゴー宣道場」くらいしかない。
しかし「クライテリオン」は完全に知識人のための雑誌で、一般人にとっては難しい。

バランス感覚のある一般人が思想し、参加できる場は「ゴー宣道場」しかないのだ。
テレビ朝日がいよいよ「安倍ファミリー」になりつつ
ある今、全体主義の防波堤は「ゴー宣道場」しかない。
堀潤の「激論!サンデーCROSS」も、その列に加わって、戦って欲しいものだ。