山尾志桜里VS片山さつきの結果
MXテレビの「サンデークロス」で、山尾志桜里VS片山さつきの議論を見た。
まず第一に、宇野常寛氏が大変良い働きをしていたことに驚いた。
第二に、片山さつきが「憲法論」を避けて、「政治論」ばっかりしていたのに、失笑した。
国民から見れば、「政治論」なんか、事情が分からないのだから、どうでもいい。
問題は「憲法論」なんだ。
少なくとも山尾志桜里氏が立憲民主党の憲法調査会の「事務局長」に就任したようだから、枝野代表も、「ゴー宣道場」での発言を踏まえて、一歩踏み出したことになる。
第三に、片山さつきは、安倍「自衛隊明記」が、自民党が積み上げてきた憲法改正議論の集大成のように言っていたが、馬鹿を言いなさんな。
「自衛隊明記」は日本会議のトップの入れ知恵に過ぎないじゃないか。
自民党の改憲議論の成果は、本当は石破茂案のはず。
片山さつきは憲法論では勝てないから、「政党で出せ」と言い続けているに過ぎない。
第四に、そもそも憲法改正するために、まず憲法の理念や哲学を、国民と共に議論するのは、「立憲主義」を理解している者ならば当然のこと。
権力者が名誉欲のためだけに出す憲法案なんか、国民のためではないことは明々白々だ。
条文を先に提出しろというのは、ネトウヨの唯一の反論だが、片山さつきも言ってたから可笑しかった。
ネトウヨは権力の僕だから、上から「条文」を出してもらいたがる。
だが「立憲主義」は、国民が「どんな憲法を望むか?」を議論してから、条文を考えるのが筋なのだ。
ネトウヨは「立憲主義」の意味も分かっていないノータリンだから、「条文!条文!はよちょうだい」と、鯉みたいに口をパクパクさせている。
バカは死ねとしか言いようがない。
山尾氏はこれまで「ゴー宣道場」でも積み重ねてきた議論をもとに、いよいよ条文案も提出するようだ。
そのときは「ゴー宣道場」で、山尾氏の条文案を巡り、また議論をすることになる。
第五に、片山さつきは、集団的自衛権を認めた安保法制を国民も受け入れたかのように言っているが、あれは「強行採決」じゃないか。
わしは認めていない。
日本がアメリカの「属国状態」であるという認識なしに、集団的自衛権を認めることが、どれほど危険なことか分かってないのが片山さつきらネトウヨ集団だ。
アメリカの奴隷が日本の憲法を作る資格などない!
第六に、山尾志桜里氏は「品位」を保って議論するのが上手い。
あくまでも「憲法論」に徹してくれ。
「憲法論」で戦う勇気がないことが、片山さつきを見てたら、よく分かった。
「立憲主義」の意味も分かっていないことも見えた。
ネトウヨどものエサは、「麩」のような軽い憲法案でいいかもしれないが、我々は鯉じゃないから「麩」じゃ満足できないのだ。
さあ、次は「九州ゴー宣道場」だぞ。
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