今を生きるのに夢中なよしりん企画

 

『大東亜論』第一部の最終章のコンテを描き始めた。

スタッフのペン入れが追いついてこないので、しばらく第二部の勉強をしていたのだ。

第二部の主要登場人物も魅力的だし、構想もわくわくする。早く描きたい。　

気持ちが逸るといけないので、第一部の最終章に戻ることにした。

還暦祝いのワインに添えてくれた担当編集者の手紙によると、
連載の評判もいいようで、「物語があっていい」とか、「絵に迫力があっていい」
という声が多く、『ゴー宣』の今までの作品以上の反響らしい。

スタッフはもっと作画のスピードを上げるのだ。

来週土曜にはまた食事会をするからな。

 

秘書みなぼんが小林よしのりの個人ホームページを作るのに夢中で、
全然わしに構ってくれない。

HP開設は延々遅れているが、過去作品の数が膨大で、紹介が大変らしい。

元々みなぼんは仕事の鬼だが、最近はHP制作のクライマックスらしく、
もう一心不乱だ。

わしは見たい映画があるのに、「仕事とわしとどっちを取るの？」と迫っても、
「仕事！」とあっさり答えられてしまう。

よしりん企画では、誰一人として7年後のオリンピックに胸躍らせてる
ヒマ人はいない。

今を生きるのに夢中だからな。