「実力」って何なんだ?
わしは法律が苦手である。
法律用語で語られると途端に頭に入って来ない。
法律というものが血の通っていない無味乾燥な文章に感じられて、必死で頭に叩き込みながら読むしかない。
それは苦しい読書なのだ。
憲法9条2項の政府見解では、自衛隊は「戦力」に至らざる「自衛のための必要最小限度の実力」らしい。
「実力」?
ここでもう不愉快になる。
なんの「実力」なの?となってしまう。
侵略されたときに、敵国の軍隊から国民を守る「実力」?
でもその場合は敵の軍隊と戦わなければならないぞ。
敵の軍隊と同等か、それ以上の「戦力」を持っていないと、侵略軍を食い止め、押し戻すことなんか出来るわけがない!
これは絶対の真実だろう。
敵軍より「戦う実力」があるのなら、それは「戦力」じゃねーか!
「実力」とは、「戦う実力」のことだろうが!
なのに「戦力に至らざる」って何だ?
敵の軍隊より強くなければならないのに、「戦力に至らざる」組織では困るんだよ。
憲法9条2項では「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と書いてある。
どう考えてもこれっておかしいぜ!
安倍加憲で「前条の下に自衛隊を保持する」と書いたところで、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しないのだが、自衛隊を保持する」となっちゃうから、「自衛隊は戦力じゃないのか?」とわしは問い続ける。
政府が「戦力じゃなくて実力です」と言い続けたら、わしは「軍隊と戦う実力なら戦力じゃねーか!やっぱり憲法違反じゃねーかよ!」と言い返してしまうのだ。
「戦力未満の実力」なんて、なんでこんな馬鹿馬鹿しい詭弁に慣れなきゃいけないんだろう?
「自分をあざむく実力」がわしには全くない!
素人の常識から見れば、こう言うしかない。
さあ、2月4日の「ゴー宣道場」には玄人の憲法学者がやってきてくれる。
玄人の意見が聞けるんだぞ!聞いてみたくないか?
わしは聞いてみたい。
法学部でもなかったから、憲法学者の意見をしっかり聞いたことがないんだ。
ものすごく興味津々である。
今日が応募締め切りだ!
駒村圭吾教授が、ズバリ「憲法9条の命運」を語ってくれる。
生で表情を見て、生で聞いてみて、質問もできるんだぞ。
焦って応募しろ!
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