AKB48高橋みなみの『Jane Doe』は歌謡曲の王道だ!
AKB48 高橋みなみ の 『Jane Doe』 3type買った。
大好きだった山口百恵・中森明菜の路線の先を見せてくれるカッコいい曲だ。
タイトルからして身元不明者のことらしいが、
ちょっと思いつかないミステリアスな意味合いがある。
「君は誰なんだ?答えてくれ 目の前にいるのはJane Doe」
って、こんな歌詞、阿久悠なら書けただろうが、今ではもう秋元康しかいないだろう。
「目を開けたままで キスするのか? なぜ? 僕の知らない君がいる
目を開けたままで 何見てるの? 抱かれながら 次の夢ひとつ
愛しきJane Doe」
う~~~む。鳥肌が立つドラマチックな情景だ。
高橋みなみ は声質がいい。聴いててずっと飽きない。
たかみな がこの曲をテレビで歌い終わるとき、
最後に指で輪っかを作って覗くポーズをする。
そのとき、きれいに片目を瞑って、片目を開ける。
あれを顔を歪めずにやるのは、相当難しいのである。
普通、丹下左膳か、斬られた悪役の侍のような顔になる。
なのに、 たかみな 、ぴたっと片目を閉じて、ぱちっと片目を開けている。
見事な技である。
『敗れた羽根』 は浜崎あゆみ・Every Little Thing の曲を髣髴とさせる良曲で、
徐々にクライマックスへ盛り上げていく旋律が美しい。
『利己的な恋愛』 が特にいい。
ここに描かれる女はわしの理想的なタイプだ。
「世の中完璧な人はいないし 裏の顔くらいある
ちょっと女に手が早い もてないよりももてる男がいい」
おお、最高の女じゃないか
「見てない所で何をしていようと ジェラシー感じたりしない
だって妄想していたら 疑心暗鬼が膨らむだけだよ」
その通りだ
「自分だけよけりゃそれでいい 世間に認められなくても・・・
そう愛は自分のものだ 私 エゴイスト」
またこういう女に出会いたいものだ。
高橋みなみ は今後も歌謡曲を復権させるシンガーとして活躍してほしい。