野田幹事長の代表質問、見事だった
産経新聞に「野田氏 政府へ『宣戦布告』」と載っている。
他の見出しには「譲位議論 代表質問で挑発的姿勢」
「にじむ政局 遠い『静かな環境』」
「官邸と宮内庁 問われる連携」
「“戦線”拡大化狙う」「有識者会議も批判」と並ぶ。
これらの見出しでも、民進党の野田幹事長が、いかに
挑戦的で堂々としていたかが分かる。
それでいいのだ。わしは野田氏と食事をして、「自虐的に
なるのを止めてくれ」と頼んだ。
果たして野田氏は風格をにじませる稀勢の里のように
生まれ変わった活躍をし始めた。
まったくこれでいいのだ。
産経記者が書くところでは、「約32分間の質問時間の
うち約7分間を譲位の問題に割いた」
「『静かな環境』を破るかのような集中砲火は、政府への
『宣戦布告』に等しい」と激烈な筆致だ。
「野田氏は、譲位をめぐる政府の対応を舌鋒鋭く批判する
だけでなく、女性宮家の創設と女性・女系天皇の容認にまで、
“戦線”の拡大化を狙う」とも記述する。
野田氏は「皇室への思い入れが人一倍強い」ことを記者は
知っている。
わしも野田氏とじっくり話して、そのことは十分わかった。
民進党幹部は「譲位の議論は皇居の意向も十分配慮している」
と語っているそうだ。
わしも国会の代表質問を録画して見たが、野田幹事長が
「『政争の具にしない』ということは
『議論しない』ということと同義でない」
と強く言い切ったところで拍手した。
この議論は密室化させてはならない。
「国民の総意」に基づくためには、国会で堂々と伸び伸びと
議論しなければならない。
遠慮はいらない。それを天皇陛下もお望みである。
天皇退位の問題は民進党を生まれ変わらせるチャンス
でもある。
それを「政争の具」と批判するのはみみっちい!
「不敬だ、不敬だ、密室でこっそり決めようよ」と
主張する自民党は実に卑小でくだらない。
国民はそのネズミ男のような卑小さを感じるだろう。
民進党は堂々と攻めぬけ!
細野豪志も山尾志桜里も馬淵澄夫も、あとに続け!
こちらは天皇陛下と国民が後ろについている官軍だ!
昔なら錦の御旗を掲げただろう。
天皇に叛逆する自民党を打ち破れ!!