2016.11.03(木)
少年マガジンが100万部を割り込んだというが
少年ジャンプが600万部から200万部に部数を落とし、
少年マガジンが400万部から落ち続けて100万部を
割り込んだという。
少年サンデーは33万部というのだからかなりヤバい。
雑誌に連載しなくても描き下ろしで単行本にすれば、
30万部くらい売ることはできるだろう。
軽く言ってるが、もちろん超面白い作品ならばね。
ただし、よくよく考えてもらいたい。
わしの子供の頃の少年漫画雑誌は、30万部とか、
100万部も発行してなかったはずである。
なのに連載している漫画は名作が続々出ていたのだ。
今の漫画雑誌の問題点は部数の減少ではない。
名作が出ているか否かだけである。
わしの子供の頃は、「おそ松くん」「8マン」「伊賀の影丸」
「サスケ」「スーパージェッタ―」「W3」「ハリスの旋風」
「マグマ大使」「リボンの騎士」「バンパイヤ」「どろろ」
「黒い秘密兵器」「夕焼け番長」「巨人の星」等々の名作が、
今よりも少ない部数の漫画雑誌から続々出ていた。
それらの名作は単行本になっても、大した部数には
ならなかったはずである。
今の漫画の作り方自体に、わしは問題があるのでは
ないかと思っている。
一度人気が出た作品は、十年くらい描き続けなければ
ならなくなることも、画力だけで見せるために、異様に
コマがでかくて、話が全然進まないから、週刊誌で
読んだら、全然ストーリーが楽しめないということも、
問題だろう。
そういう作品の作り方の限界が、いよいよ雑誌の部数減少
に繋がってきたということではないか?