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2016.07.30(土)

ブルボン小林氏の批評を見た

 

週刊文春を開いて驚いた。
ブルボン小林という人が「マンガホニャララ」という
コーナーで、「コロコロアニキ」の『おぼっちゃまくん』の
ことを取り上げてくれている。 

なかなか微妙な批評の仕方で、ブルボン氏はどうやら
『ゴーマニズム宣言』は「考えに同意」しているのではなく、
「漫画が優れている」と思ってくれていたらしい。
それも大変ありがたい評価の仕方だ。 

『ゴーマニズム宣言』を漫画として称揚すると「考えに同意」
していると思われるから論評しにくい素材になって
いたようだ。
なるほど!そういう見方もあったのか!新鮮だ。 

ブルボン氏はテレビでAKBメンバーがわしの似顔絵を見て、
「えー、絵うまーい」と言ったことを「言ってはいけない
褒め言葉」だと言い、今回『おぼっちゃまくん』を読んで、
「メリハリの切れは健在だし、「久々の」登場と違ってずっと
手を動かしていたから線に力もある。」と評してくれ、
「絵うまーい」というアイドルと同じ感覚を持ったらしい。
そこが書き方としてユニークだ。 

わしとしては『おぼっちゃまくん』を懐古漫画とは
思っていない。
20年も描いてなかったが、休載していただけで、この度、
続きを描きだしたようなものなのだ。
今度は全編描き下ろしのギャグ漫画として、発表したい。 

「コロコロアニキ」の作品も色んなパターンの一本、
すでにコンテを描き上げた一本は、貧ぼっちゃまとの
対決をテーマにした、もっとブラックなものになっている。
色んなパターンを試してみたい。
幸い、今の小学生も面白いと言ってくれてるようなので、
それを励みとして描きあげよう。