2013.08.02(金)
漫画は完璧主義でなければダメ!
『AKB48論』 を終え、スタッフは嬉々として休みに入っている。
わしは来週からペン入れが始められるように、
『大東亜論』のコンテをやっている。
秘書みなぼんはゲラのチェックがあり、
「ゴー宣道場」の応募者から当選者を決め、
はがきやネットで返信する作業があり、
さらに来週の『小林よしのりライジング』の準備もあるので、
一人で出勤して仕事をやっている。
来週の月・火曜は、外の仕事があるので、今週中に配信準備は
整えておかねばならない。
『AKB48論』が深夜までかかって、秘書みなぼんが仕事場に泊まり、
起床して腹ごしらえに門弟のWさんからいただいた
「おやき」を食べようとしたら、全部、スタッフが持って帰っていたらしい。
すごく怒っていた。
奴らは休みの間は酒盛りだと、お中元のビールも日本酒も
山分けにして持って帰った。
秘書みなぼんは、わしが夕食くらいどうだと誘っても、
「そんな時間はない、コンビニで適当なものを買って食べる」と言う。
そのくらい忙しいのに、編集者から
「あとがき漫画がデータに入ってない」
という催促の電話があった。
チーフ・広井に確認したら、データに入れ忘れたと言う。
わしが全部、手描きで仕上げた原稿を、渡してないのだ
結局、そのデータ処理も、秘書みなぼんがやることになった。
漫画の仕事はサラリーマンのようには、仕事と休日の区別がつかない。
原稿を渡した後から、編集者がネームの間違いや、
絵のミスを発見することがあるし、わしが発見してしまうこともある。
そうなったら描き直しもある。
原稿が印刷会社に持ち込まれるまでは、何があるかわからない。
完璧主義を貫かずに、サラリーマン化するような奴は、
この仕事をやる資格がない。
スタッフは肝に銘じろ