2016.01.30(土)
歴史を語る。将軍と大奥について。
沢尻エリカ主演の「大奥」を見たが、いいよなあ、
将軍って。
生まれ変わったら将軍がいいなあ。
美人ばかりズラリとそろえた中から、今夜はどの女を
寝間に呼ぼうかと物色して、「愛い女じゃ」と言うのが
仕事なんだろ?
将軍いいよなあ。
側室たちはなんとかお世継ぎを生んで、大奥で権力を
握りたいと、他の側室と熾烈な競争をするし、時には
ライバルに毒まで盛って流産させたり、あるいは
殺したりするってゾクゾクするよ。
やっと妊娠して、出産しても、その子が女だったら、
世継ぎになれんから、将軍は喜ばなくて、側室は
失望するしかない。
だが他の側室は大喜びで、それなら私がお世継ぎを
生んでみせると大張り切りだから将軍って得だよね。
姫を出産した側室も、再チャレンジで将軍の気を
ひかねばならないから、さらに色気もテクニックも
駆使して、将軍を夢中にせねばと頑張るだろうから、
いやあ将軍、羨ましい。
でも側室が妊娠中に、新しい女に興味が移って
しまうのもまた将軍の仕事なわけですよ。
そんなわけだから、正室も側室もどんどん不幸に
なっていくのが大奥の素晴らしいところで、
将軍の極楽な所以ですな。
生まれ変わったら将軍!
将軍、ばんざ―――――い!