株価が下がる、年金が危ない
株価が下がりっぱなしだな。
元旦には「朝ナマ」でアベノミクスへの期待を盛り上げる討論を
やって、年初には新聞が今年の経済の見通しは明るいと
煽り記事を書きまくり、テレビでは経済界の楽観論を垂れ流して、
週刊誌ではエコノミストが今年の株価は爆上げだと予測していたが、
おやおやまだ1月なのに、あっという間に結果が出ましたか?
しょせん株価なんて一般国民の景気実感には全然関係ない
世界で、そこは「朝ナマ」で竹中平蔵が「トリクルダウンはない!」
と明言しちゃったくらいだから、当たり前のことである。
去年、すでにトマ・ピケティが「トリクルダウンはない」という証明を
してたから、竹中氏も認めざるを得ないと思っていたのだろう。
「朝ナマ」では、いきなり「今日はアベノミクスで3時までやる」
と言われて、「聞いてないよ」と思ったが、わしが「小泉構造改革
からずっとトリクルダウンはないと言ってきた」と強調したことが、
竹中平蔵の「トリクルダウンはない!」宣言を誘った結果に
なったので、わしとしては「してやったな」と思っている。
そしてこの株価暴落が、アベノミクスという「幻想」を
崩壊させるダメ押しになる気配が漂ってきた。
もちろんこの事態は、我々国民の年金積立金までぶち込んだ
博打に負けるということだから、全然喜べる話ではないのだが。
アベノミクスは国民に負の遺産しか残さないだろう。
イラク戦争でも賛成した奴は責任取らないから、今度も同じ
卑怯を見ることになるのかもしれない。
クソ左翼どもが「立憲主義を騙る護憲主義」で、
アンチ安倍政権の運動ばっかりやってるから、
大の運動嫌いのわしは、クソ左翼をやっつけたいのだが、
「中間層崩壊」は国家の危機だから、愛国心から安倍政権を
批判せざるを得ない。
このジレンマを解消してくれる政党があればいいのだが。