2015.11.19(木)
文明とテロ、南洲翁の遺訓から学べ
パリのテロ事件、痛ましいことだが、その後の各国の反応は
ナショナリズムと「テロとの戦い」は絶対正義ということで、
フランスもイラク戦争のときは反対だったのに、自国が
やられるとアメリカと一緒か。
9・11のときと同じ論議をしても意味がないが、
空爆もテロ、それが分からぬものは教養がない。
ロシアが実に賢いな。プーチン、ワクワクしてるだろうな。
わしはアメリカよりもフランスの方がはるかに好きなんだ
けれど、国の理念と移民政策が矛盾している。
ここはルペンの方が筋が通る。
イスラム国を敵とするなら、空爆という「点」で攻めても
全く無意味。本気でない証拠だ。
本気なら米露仏英は地上軍を降ろして、
「面」で制圧するしかない。
もちろん、軍事ではテロは根絶できないが。
9・11のときにヒステリックなバッシングを受けたから、
今度は積極的には言う気がないのだよ、わしは。
ひとつ言っておくと、西郷隆盛の遺訓。
「文明とは道の普く行はるるを賛成せる言にして、
官室の荘厳、衣服の美麗、外観の浮華を
言うには非ず」
この言葉の「道」とは何か?
王道か覇道かの問いであって、まさに『大東亜論』の
テーマであり、次回「ゴー宣道場」のテーマ
「道徳」に繋がるのである。
君たち、もっと深く考えられるように「ゴー宣道場」に
応募せにゃダメだって。