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2015.09.12(土)

反戦サヨクに逆戻りでいいか?

 

ネットから入って来る者は、恐ろしくレベルが低い。

わしの作品も読んでない者が入って来るから、
唖然とするレベルである。

わしの『差別論』も『脱正義論』も、そして『戦争論』も
読まないで、なんでわしに興味を持ったのかもわからない。 

シールズなどの若者も当然ながら『戦争論』の影響なんて
全然受けてない。

もろ反戦平和のお花畑サヨクが下からごっそり
湧き上がっている状態だ。

国家について、安全保障について、戦争について、
しっかり考えて安保法制に反対しているわけではない。

今の若者は「議論」ができるレベルにはない。

「議論」こそが民主主義だが、「議論」ができないから、
「デモ」になるのだ。

デモならモノを考えなくていい。

論理的に話をしなくていい。

議論なんてせずに、魚群のように集まって騒いでいるだけで
いいから、デモをしているのだ。

群れて、騒ぐ、それをカッコいいと思っているのだろうが、
頭のいい若者はあんな集団には混じらないだろう。 

本気でモノを考えたいなら「ゴー宣道場」に来ればいい。

だが彼らは「ゴー宣道場」の議論にはついて行けないだろう。

チンプンカンプンで、脳が腫れ上がってしまうかもしれない。

まったく困ったものだ。

また若者向けに、わしが『ゴー宣』や『戦争論』を
描くわけにもいかない。

そもそも今の若者はメールの数行しか読めないから、
わしの漫画は文字数が多くて読めない事態になっている。

ネットしか見ないのならば、一つの方法としては、生放送で、
わしが質問に全部答えるという手があるだろう。

だが生放送なんて、わしのプロとしての作品製作とは
違うのだからめんどくさい。

「ゴー宣道場」でテーマを決めずに、参加者の質問に
全部答えるという回があってもいいかもしれない。

とにかく何か若者向けに考えるか?

それとも無視して、今まで付いてきてくれた読者だけを
見ていればいいか? 難しい。