2015.07.24(金)
美味いもの食って、凄いものを描く
京都では学術書ばっかり読んでいたからつまらんかった。
本はやっぱり自分が関心ある小説や漫画を読んだ方が、
読後の満腹感があっていい。
妻が大岡昇平の「野火」を読み、岸端がモーパッサンの
「女の一生」を読了して、トルストイの「戦争と平和」
を読み始めたのが、すごく羨ましかった。
わしはハワイに行きたい。
ハワイでゆっくり世界文学を読みたい。
京都の料理だけはあちこち行って堪能したが、
やっぱり日本人はご飯と漬物が一番だ。
京都はそのご飯と漬物が美味いのがいい。
秋に京都に行きたいが、馬鹿みたいに人が混むし、
美味い店の予約も取れないからなあ。
しかしある本屋で『卑怯者の島』を探したら、
奥の方のノンフィクションの棚に置いてあって、
店に入ってすぐの目立つコーナーには、
匿名の殺人鬼の本が積んであった。
バカバカしい世の中だ。
だがくだらん現象はわれ関せずで、創作者として、
真実に触れる凄みのある作品を描き続けて
いきたいものだ。