2015.07.14(火)
各局のニュース番組を比較する
安保法制(従米法案)を伝える各局のテレビの
ニュース番組を比較すると重要なことが分かる。
どこが権力をチェックするメディアの使命を全うしているか?
読売新聞系の4チャンネルは、これだけ重大な法案の問題で
あるにも関わらず、明確に批判的な立場をとることがない。
やはり読売新聞系だから、権力追従なのだろう。
フジの8チャンネルは今日の公聴会の報道でも、
岡本行夫ともう一人の賛成派の意見しか紹介しない。
反対派はさっぱり映さないし、意見はナシ。
明らかに権力擁護ニュースに成り下がっている。
読売とフジは戦前の大本営発表メディアと同じのようだ。
テレ朝の「報道ステーション」は確かに安保法制に批判的で
若い憲法学者が、ただ憲法学の視点のみでクールに
語るのが案外面白い。
「ニュース23」がやはり岸井成格のきっぱりとした
批判の口調が気持ち良くて一番だ。
膳場貴子も政権批判の態度が見えていて好感が持てる。
その上、美人なのがいい。
ただし藤原帰一がコメンテーターの時はダメだ。
あれはアメリカ・リベラルで、安保法制に賛成しているのが
透けて見える。
権力に追従するメディアは無意味だ。
戦後70年経っても、戦前の反省がない。