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2015.05.05(火)

少子化・子供の貧困に立ち向かうのが真の保守

 

子供の数が前年より16万人も減ったという。

34年連続で減少している。

子供の数が減っているのに、子供の貧困率は163%で、
6人に1人が貧困に陥っているのだから、貧しい国に
なったものだ。

わしが小学生の頃は50人学級の6クラスで、給食費が
払えない子はクラスに1人か2人だった。

近所の貧乏な家の母親が、しばしば鍋を持ってやって来て、
「小林さん、お米貸してー」と頼みに来ていた。

昔は地域共同体の絆があったから、貧乏人に美味しいコメ
を貸して、貧乏人から安くてまずいコメの返却があっても、
我慢していたものだ。

それがご近所づきあいというものだった。

育ちざかりなのに、まともな栄養を摂取してない子供が、
今の方が圧倒的に増えているのは、共同体が崩壊した
せいもあろう。

正社員が減って、収入が少なすぎて、結婚できなくて、
結婚しても子供を育てられなくて、新自由主義の推進
による共同体の崩壊によって、さらに子育てが難しくて、
離婚してシングルマザーになったら、子供ともども
貧困に陥る。

そのような将来を考えると、女性たちは収入の少ない
男と結婚する勇気が湧かないから、ますます子供の数が
減少していく。

これはすべて政府の経済政策のせいであるのに、
自民党は憲法改正して、愛国心や家族愛を国民に
強制すれば、国に活力が蘇ると主張する。

現在の改憲派は、頭が相当に悪い懐古趣味の馬鹿で、
単なる亡国の輩と言っていい。

真の愛国心を持つ政府なら、少子化と子供の貧困を
最大の国難として捉え、これに立ち向かうはず。

まずシングルマザーの子育てに税金を投入して
大支援するべきだろう。

子供が欲しい女性を全面支援し、「子は国の宝」という
社会常識を徹底的に醸成しなければならない。

亡国自民党、亡国自称保守の、自主独立の精神なき
改憲など、何の意味もない。

わしは改憲派だが、現在の自民党および自称保守派の
改憲案では、日本は絶対に蘇らないと断言する!