2015.03.19(木)
「八紘一宇」に脊髄反射する哀れなサルども
今朝の朝日新聞も東京新聞も三原じゅん子の
「八紘一宇」発言を問題にしている。
朝日新聞は「戦時中のスローガンを国会でなぜ?」
と書いているが、「なぜ?」と問うなら
三原が使った「文脈」を紹介しなければならないが、
それはしない。
「単語」のみ問題にしている。
文脈を見れば、弱肉強食のグローバル
資本主義に、歯止めが必要だという、
トマ・ピケティに似た趣旨がわかる。
だが、朝日新聞は安倍政権の弱者無視の
経済政策を擁護したいらしく、文脈無視で、
単語のつまみ食いをして、三原じゅん子の
主張を潰してしまった。
東京新聞の方がGHQの洗脳度が高いので、
もっと大々的な記事になっているが、
「侵略戦争を正当化」「八紘一宇 国会質問」
「アジア民衆の心を刺す」「歴史的文脈無視は
危険」と仰々しく書き殴り、ヒステリックな
「言葉狩り」に終始している。
こちらも三原じゅん子の主張の趣旨、
「八紘一宇」を使った文脈は、無視している。
この異様なまでに「八紘一宇」という単語を危険視し、
単語そのものを消滅させようとする情熱は何なのか?
これこそが、泉美木蘭さんが、『新戦争論1』を
読んで浮かび上がった疑問点に通じているので、
今夜8時からの生放送で語ってみよう。
それにしても、泉美木蘭さんの提出した
3つの疑問点は、見事に現在の日本の
言論空間の病を象徴していて、本当はこの疑問に
答えるだけで一冊の本が作れるくらいの
問題点である。
たった1時間の生放送で説明できるだろうか?