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2015.03.07(土)

中間層が薄くなり、文化が衰退している

 

今日、AKBのCDを買いに行ったら、また大きな街の
デパートのCDショップが閉店していた。

ここ一年でわしの知る3つの街のCDショップが閉店した。

今後は渋谷に買いに行くしかない。

音楽業界はCDを売る店がどんどんなくなっているのだから、
ネットのダウンロードか、あとはライブでしか収益を
見込めなくなってしまうだろう。 

本や雑誌の売り上げもどんどん落ちていて、
出版業界も厳しいようだ。

返本が多ければ倉庫代がかかるし、税金もかかるという。

出版社も一気に大部数刷って、大きな賭けに
出にくくなってしまった。

文化そのものが衰退の一途を辿っている。

文化を支えるのは基本的には若者たちで、
その若者たちが金銭的余裕を失っている。

ファッションにも車にも音楽にも本にも関心がない層が
増えている。

非正規社員が増えて、格差が拡大して、
中間層が薄くなり、最下層が厚くなるから、
個人消費が伸びなくなっているのだろう。

安倍政権が、年金を株に注ぎ込み、今度は
郵便貯金も株に注ぎ込むというので、官製相場で
株価ばかりが上昇し、富裕層バブルが起きているが、
庶民には何の恩恵もない。

将来不安が増すばかりで、財布のひもが固くなるのは
必然である。

そんな状況下で、まだわしの本は売れてる方だと思う。

今日、書店を見たら、『新戦争論1』があと3冊しか
なくて、1冊を若者が立ち読みしていた。

いっそ、わしが買ってやろうかなと思ったが、やめた。

あっ!自慢は止めよう。