YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイト

小林よしのりオフィシャルwebサイト

PROFILE LINK CONTACT
2014.12.15(月)

「道徳論」も描いてやろう。

 

昨日の「ゴー宣道場」は岡田斗司夫氏
ユニークな視点に触発されて考えることが
多かった。

ただし、西洋における「倫理」と、中国の「」や
」や「」や「」や「」の観念と、
日本の「世間さまに恥ずかしい」や
お天道様が見ている」という観念は違うだろうし、
国ごとに「道徳」は違うのだから、昨日の議論は
まだまだ未消化だとわしは思っている。

果たして「いい人に見られた方が得」という
損得勘定が、道徳なのかどうかも疑問がある。

参加者のアンケートを見ると、参加した弁護士が
道徳Bは道徳ではないですよね」と書いていた。

笹さんもこのようなことを言っていたと思う。

ちなみにわしは「いい人と見られたら損をする
と思うようになって、「わしは富裕層だ」と
豪語することにした。

この意味と効果はいずれ説明する時が来るだろう。 

いい人と見られた方が得」ならば、わしは
慰安婦問題などに関わらなかっただろう。

明らかに「悪い人」と見られていたのだから。

わしは、いい人に見られなくてもいいから、
真実を追求したい。 

もう一点、政治や経済が形成する社会を無視した
道徳はあり得ないというのが、わしの考えだ。

わしはいずれ『道徳論』も描かねばならぬと
思ってしまった。

いろんなエピソードを描きながら論を進められるから、
泣いたり、笑ったり、感動したりの、面白い本に
なると思う。