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2014.11.26(水)

6人に1人が貧困の子供を道徳で救えるか?

 

昨日の「報道ステーション」で、日本の子供の
6人に1人が貧困という事態について報道していた。

わしの子供時代は50人学級だったが、給食費が
払えないような貧乏な子は1人か2人くらい
だったと思う。

今の方が貧困層が拡大していて、とうとう子供の
6人に1人が貧困、先進国では最悪の状態に
なっている。 

これで少子高齢化が食い止められるわけがない。

安倍政権は雇用が増えたと宣伝してるが、
正規社員が減って、非正規社員が増えただけのことだ。

大企業の利益優先で、奴隷化する労働者が増え続け、
実質賃金は15か月連続でマイナスになっている。

どんなに誤魔化しの宣伝をしてみても、子供の6人に1人が
貧困で、3食きちんと食っていない、1日の栄養を給食に
頼っているという惨状は厳然としてある。

児童扶養手当に100億か200億円回せば、少しは
改善するらしいが、今回の大義なき解散総選挙で
700億円も無駄遣いすることには躊躇ないらしい。

子供漫画から身を立てたわしとしては、こういう政治の
デタラメを見ると、はらわた煮え繰りかえるくらいの
怒りがこみ上げるのだが、安倍自民党の議員たちは
何とも思わないのだろうし、自分の子供は裕福なんだろうし、
国民の多数も他人の子供のことなんかへーとも
思わないのだろう。

 

こんな国で「愛国心」なんて言っててもしょうがない。

ましてや子供たちに「道徳」を教えるべきなんか言っても、
正直わしは鼻で笑いたい。

道徳よりも、まず3食腹いっぱい食わせてやれよと
言いたくなる。

それが現実なのに、なんで今、道徳の教科化が
必要だという話になっているのか?

この辺を解明しなければならないと思っている。

 

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