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2014.11.12(水)

不作為の卑怯者は道徳を語れない

 

情報は瞬時に世界中に届くというが、問題は
「正確な情報」、「真実の情報」が届くかどうかだ。

「在日特権がある」という「誤った情報」や「陰謀論」
ばかりが、自民党議員や、自称保守論壇や、
ネトウヨなどには届く。

差別を容認してはならないはずの橋下徹までが
「特別永住権」を「在日特権」と思い込んでいる。

単なる差別を楽しむための理論武装として、
「在日特権がある」という幻想を巻き散らして
いるだけなのに、それを信じたり、なんとなく
容認している人間がなぜ多いのか?

それが問題なのである。

 

「在日特権などない」という「正しい情報」が
なぜ届かないのか?

新聞や雑誌でなぜ「在日特権などない」という
事実を報じないのか?

それが問題なのだ。

自称保守のメディアが報じないのはわかる。

在特会やネトウヨも商売相手だからである。

商売上、カネが欲しくて、嘘の情報を
見てみぬふりしているのだ。

つまり電車の中で、女性に痴漢したり、
酔っぱらって迷惑かけたりしている馬鹿を、
見てみぬふりしている卑怯者と同じなのだ。

不道徳を許容する連中なのだ。

普段、りっぱなことばっかり言っていながら、
ユダヤ人がガス室送りになっている事態を
見て見ぬふりする、そういう不作為の卑怯者が、
この日本にはやたら多い。

日本人は果たして高潔な人種か?

誇るべき民族か?

怪しいものなのである。