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2014.10.02(木)

朝日新聞「ヘイトスピーチへの処方箋」への違和感

 

朝日新聞で「ヘイトスピーチへの処方箋」という
特集記事が載っていて、3人の識者の
インタビュー記事が載っている。

そこに樋口直人という社会学者が、在特会を調査した
として発言しているのだが、正直って呆れた。

差別デモの参加者は「社会性がなく鬱積した感情の
捌け口を求めてヘイトスピーチしてるのではない」
と言うのだが、在特会の活動家34人の
「学歴」と「職業」で、普通の市民と認定してるのだ。

大卒が24人、京大卒も東工大もいると言い、
正規社員が30人で非正規は2人、ホワイトカラーが22人、
ブルーカラーが6人などと分析している。

この社会学者はオウム真理教の幹部が高学歴だらけ
だったことを知らないのだろうか?

高学歴で正社員でホワイトカラーなら
普通の市民のはず、
低学歴で非正規でブルーカラーなら
不満分子という分類は、
それこそが差別じゃないか!

高学歴だろうと高所得だろうと、心の空洞を抱えて
テロまでやらかす人間はいるのだ。

 

社会学者や精神分析医という職種の人間は恐ろしい。

日本社会はやはり学歴信仰が未だに強くて、
人間性まで学歴で判断される。

しかも30人の調査で何がわかる?

その下にはやはり不遇な中年童貞がいるかも
しれないじゃないか。

選ばれた30人の証言で判断するのは、本田勝一の
「中国の旅」の失敗と同じになる危険性が高い。

学歴差別、職種差別では、真実は見えてこない!