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2014.06.20(金)

渡辺麻友の王道・保守は、最も過激である

 

中沢健くんが渡辺麻友を擁護していて、好感が持てる。

まゆゆは狂気を秘めている
本来のヲタクキャラを隠している
等身大のキャラではなく、テレビ的ではないがゆえに、
まゆゆが1位になったのは、予定調和を壊している

素晴らしい分析だ!

特に最後の「等身大キャラではない」という指摘は、
わしが『AKB48論』で「大衆化」を批判したのと、
通底している。

宇野氏はこれを「昭和」の感性と言ってたが、
だったら、まゆゆ1位に歓喜したファンも、
AKBの初期メンバーたちも、
すべてが昭和の感性だということになる。

テレビ大衆的に、キャンディーズで伊藤蘭がセンターに
なったときから、等身大キャラが大衆向けとなる
アイドルの流れは始まっていた。

だが今回のまゆゆは、その流れを止めたのであり、
これは王政復古の明治維新にも匹敵する革命である。

そもそも「王道」「正統」「保守」という言葉を、
退屈と捉える感性が戦後民主主義的で古い。

本物の「王道」や「保守」というものは、
リベラルより、はるかに過激である。

わしはそれを『大東亜論』で描いている。

戦後リベラルに洗脳された人種には、
渡辺麻友の凄みがわからないのだ。

それから秋元康氏が「残るのは指原と峯岸」とか
言ってるが、否と言っておく。

渡辺麻友が残るだろう。

芸能界の流れを昭和から分析すれば、
もう見えていることだ。