2014.06.02(月)
エセ保守・親米ポチの集団的自衛権
産経新聞の櫻井よしこの記事が粗雑で話にならない。
櫻井の言う「美しき勁き国へ」とは何のことか?
中国は確かに脅威である。東アジア全体にとって脅威である。
これを座視するわけにはいかない。
安倍首相の国際法を守れという演説は妥当である。
だがそのことと、集団的自衛権の問題を直結させるのは、
短絡的、粗雑な意見である。
日本はベトナムやフィリピンや、その他東南アジアの国々を
守るために、集団的自衛権を発動させるのか?
違うだろう。
アメリカしか念頭にない集団的自衛権ではないか!
日本の自主防衛・自主独立にとっては、
「個別的自衛権の強化」こそが第一義であり、
アメリカへのポチ感情から「集団的自衛権」を
優先させるのは、議論が転倒している!
この優先順位を誤まったら、日本は永久にアメリカの
属国になってしまう。
この主張の差が、わしのような「自主防衛・自主独立」を
目指す本物の保守と、
「アングロサクソンについて行けば日本は100年安泰」
と考えるエセ保守・親米ポチ派の、決定的な分かれ目なのだ!