2014.05.18(日)
巴里の個人主義、日本の匿名集団主義
ボンジュール。
日本はアスカ覚醒剤逮捕で盛り上がってるざんすか?
SAY YESざんしょうね?
ミーはサン・ジェルマン通りのカフェ・ドゥ・フロールと
レ・ドゥ・マゴに行ってみたざんすが、人で溢れかえっていて、
シェーとても入る気がしなかったざんすよー。
しかし「おそ松くん」のイヤミのこと、知ってるやろか?
イヤミはおフランス帰りなのに、
なんで「ミー」と英語で言ってたんざんしょ?
赤塚不二夫もテキトーざんす。
フロールやドゥ・マゴはサルトル、ボーヴォワール、ヘミングウェイら
文化人が通ったと言われるカフェだが、
サルトルはわしが大学時代に嵌って読んでいたので感慨深い・・・
と言いたいところだが、巴里のカフェが当時からこんなに
ぎっしり混んでいたのかわからない。
もはや観光名所になってしまって、哲学を語ってる者など
いないだろう。
それにしても店内の人口密度がすごい。
人がひしめき合ってお茶しながら楽しんでる光景は
日本ではあり得ない。
隣の加齢臭が気になってコーヒーが不味くなる。
だが巴里では老人までが若者に混じって、
カフェで語り合ってるのがオシャレに見えるからトレビアンだ。
日本では老人は病院に集まって、持病の話か、嫁の悪口か、
ご近所の陰口しかしないのだろうから、オシャレのひとかけらも
ないよなあ。
老人が嫉妬や陰口が好きなのと、ネット右翼が嫉妬や
陰口が好きなのは、もちろん日本人の特徴だろう。
匿名で人を馬鹿にしたがるネットの風潮は、
個人主義が育たない日本人ならではの現れだ。
それに比べたら、カフェで往来に顔を見せて、
楽しそうに語り合う欧州の個人主義は羨ましい。