慰安婦に結婚を申し入れる日本兵は多かった
村山談話・河野談話に未来はあるか?
第57回 米軍調査報告に見る慰安婦の実態(その8)
さらに慰安婦と日本軍将兵との関係性について書かれた
「兵士たちの反応」という項目を、解説をはさみながら
見ていこう。
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慰安婦の一人によれば、平均的な日本軍人は「慰安所」
にいるところを見られるのをきまり悪がり、
彼女が言うには、「慰安所が大入り満員で、並んで順番を
待たなければならない場合には、たいてい恥ずかしがる」
そうである。
しかし、結婚申し込みの事例はたくさんあり、
実際に結婚が成立した例もいくつかあった。
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慰安所や、順番待ちの列にいるところを見られるのを
恥ずかしがるというのは、そりゃそうだろう。
だがやはり驚くのは「結婚申し込みの事例はたくさんあり、
実際に結婚が成立した例もいくつかあった」という
事実であろう。
慰安婦は「性奴隷」どころか、日本兵より大金を稼ぎ、
人間関係としては日本兵と対等であり、恋愛もすれば、
結婚もする。
花魁と恋仲になり、見受けをして夫婦になったといった話は
江戸時代の遊廓にもよくあった話であり、
日本の文化においては、性を売る女性の存在は必ずしも
蔑視されてはいなかったのである。
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すべての慰安婦の一致した意見では、彼女たちのところへ
やって来る将校と兵士のなかで最も始末が悪いのは、
酒に酔っていて、しかも、翌日戦線に向かうことに
なっている連中であった。
しかし、同様に彼女たちが口を揃えて言うには、
日本の軍人は、たとえどんなに酔っていても、彼女たちを
相手にして軍事にかかわる事柄や秘密について話すことは
決してなかった。
慰安婦たちが何か軍事上の事柄についての話を初めても、
将校も下士官も兵士もしゃべろうとしないどころか、
「そのような、女にふさわしくないことを話題にするな」
といつも叱ったし、そのような事柄については丸山大佐
でさえ、酒に酔っているときでも決して話さなかった。
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これもなかなか味わい深い記述である。
明日戦線に向かう、今夜限りの命かもしれないと思って
酒に酔っている将兵が荒れるのも責められないが、
「始末に悪い」というのも正直な感想だろう。
軍機については「丸山大佐でさえ」口が堅かった、
というのも面白い