2014.02.20(木)
親米保守の嘆き
わしがイラク戦争に反対したとき、親米保守派から
「反米」とレッテルを貼られ、散々批判された。
自称保守派は総じて「親米」だから、
「反米」は左翼と思っているのだ。
日本の民主党政権が、アメリカとの信頼を築けなかったことを批判し、
安倍首相は「日米同盟を一層強化し、
日米の絆を取り戻さなければならない」と強調した。
親米保守派は、やんやの喝采。
さあ、アメリカ様に抱きつくぞ――!と
鼻の孔おっぴろげていた。
ところが最近の親米派はアメリカに「失望」しているらしい。
日米同盟でこんなに抱きつきたがっている我々に対し、
首相の靖国参拝で「失望」なんて、我々をフルつもりなの?
中国と日本と、あんたたちはどっちが好きなの?
はっきりしてよ!
我々はアメリカ様に尽くす気、満々なのよ。
沖縄の米軍基地でも、集団的自衛権でも、
我々はあなたに尽くしているじゃない。
それなのに、それなのに・・・悔しいわ。
きっとこれは民主党だからよ!
共和党ならそうはならないわ。
我々を大事にしてくれるはず。
でもブッシュ大統領のときに、
安倍ちゃんは慰安婦に対する謝罪をさせられちゃたと、
小林よしのりが指摘しているけど、我々は見たくない。
不都合な真実は見ないことにしているの。
いつかきっとアメリカ様は我々の元へ戻ってくる。
だからこれからも尽くすわ。
だって中国軍が尖閣諸島を狙って軍事訓練してるのよ。
ダメ、ダメッ!恐い!
その時はアメリカの青年に血を流してでも
守ってもらわなきゃならないの。
アメリカ様は中国と戦争してほしいっ!
血を流してね、絶対に!