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2014.02.07(金)

原発のリスクがへいちゃらな西部邁を叱る

 

産経新聞で「石油危機の教訓」という記事を見つけた。

またデマを書いている。

経産省自体が原発推進派なので誤魔化しをやるのだが、
原発停止で3・6兆円も余分に化石燃料を買っているというが、
その「内訳」を隠している。

すでにわしがブログで書いたことだが、
トッキーにもう一度説明してもらおう。

わしが書きたいのは同紙の4面の全面を使って原発推進を
主張しているアホどもの論破だ。

8人全員、論破する暇はないから西部邁だけ片づけておく。

西部は原発を自動車や家電や医療技術と同じ
テクノロジーに付きもののリスクだと言う。

これは西部自身が批判してきた
価値相対主義」の手口ではないか!

価値には順列をつけねばならないのであって、
原発のリスクは極大になるという現実を忘れてはならない。

原発のリスクは国土の消失であって、
車や家電のリスクとは比較にならない。

国土の消失は、愛国者・ナショナリストならば、
最も許せないリスクである。

西部は火力発電から出る二酸化炭素だって地球温暖化の
要因だと言っているが、とうとうグローバリストになったらしい。

アメリカのゴアが唱えた地球温暖化そのものも怪しく、
地球人とか世界市民とかを考えるより、
まず日本人のことを考え、
日本国土のことを考えよと命令しておく。

さらに言うなら、原発を北朝鮮や中国の通常ミサイルで
狙われれば、もっと広域に国土を消失する。

こんな当たり前のことがわからなくなってるのは、
お前たちがナショナリズムより、
原発利権を選んでいるからに過ぎない。

お前たちは福島第一原発のすぐ隣りに引っ越して、
原発のリスクなんかへいちゃらだいと叫んでおけ!