2014.02.06(木)
燃料輸入の赤字は為替のせいだった
貿易赤字が11兆を超えたが、
原因は「原発を止めて、燃料の輸入が増えたから」ではない。
安倍首相も田母神もそう言ってるがウソだ。
化石燃料の輸入は2010年から2013年までに10兆円超、
増加しているが、輸入量の増加は1・3兆円しかない。
単価上昇が6・1兆円増で、円安で3・5兆円増というのが内訳だ。
燃料輸入増の赤字は為替の問題なのだ。
さらにアベノミクスが始まった2012年から2013年に限っていうと、
輸入量は0・2兆円、むしろ減少していて、
単価も1・3兆円減少に転じた。
ところが円安で5・2兆円も赤字が増加しているのだ!
原発停止後、燃料の輸入は減っている!
だがアベノミクスのせいで燃料輸入の赤字が増えている!
安倍信者、原発推進派には最悪の結果が判明したわけだ。
円安誘導すれば輸出が増えて黒字になるという構造は、
グローバリズムと国内の少子高齢化のせいで、
とっくに崩壊していたのだ。
円安は貿易赤字を増やすだけだったのだ。